この記事は一瞬でも預金口座の転売を考えてしまったあなたに向けて書いた記事です。
この記事を読んだら、絶対に口座の転売なんてやめようと思います。
この記事を書いているライターは元金融機関職員ですが、
むしろこちらから、絶対に!やめてくださいとお願いをしたいです。
口座の転売したひとの末路について
少しでもご理解いただけたら幸いです。
口座の転売、ダメ!絶対です。

最初にいいます。口座転売は犯罪です!
口座の転売の相場は2~3万円といわれています。
自分の持ち物を売るのだから、別に問題はないのではないかと思う人もいるでしょう。
しかし口座売買は立派な犯罪であるため、絶対に行ってはいけません。
なぜならその転売した口座の多くは、
振り込め詐欺やヤミ金の取引口座として利用されてしまうからです。
つまり知らず知らずのうちに犯罪に加担してしまっているのです。
場合によっては転売した本人(口座名義人)も罪に問われ、
刑罰を受けることもあります。
転売した口座が悪用されるとどうなるか

「自分は犯罪に利用されるなんて知らなかったから大丈夫」ということはありません。
口座が犯罪に利用された場合どうなるかご紹介します。
①銀行口座の凍結
犯罪に利用された疑いがあった場合、口座凍結されます。
場合によっては転売した口座以外もすべて凍結される場合があります。
給与振込、口座振替ができないなどの不都合が起こります。
② 新規口座の開設ができなくなる
警察から犯罪利用された口座の情報は全国の金融機関で共有されています。
そのため、どの金融機関にいっても新しく口座を作ることはできません。
これにより半永久的口座が持てない状態になると考えてよいでしょう。
③日常生活の破綻
金融機関が利用できないというのは想像しているよりも不便です。
実際に転売してしまった人によると給与振込口座が作れず、
仕事を不採用になったとの経験談もありました。
また携帯電話などの公共料金や家賃の口座引き落としなど
ほとんどの契約が不可能となってしまう可能性があります。
どうしてバレるのか

多くの金融機関では本人の居住地以外で多数の振り込みや
出し入れがある等の状況が不自然と判断されると
口座名義人に通知の上、取引停止をおこなっています。
また警察からの口座停止依頼により口座の締結を行います。
昨今ではコンビニATMの振り込め詐欺への対応も強化され
犯罪利用口座は簡単に特定されてしまいます。
ちょっとした出来心で不幸になる

以前は口座転売といえば若い年代が多かったそうですが
昨今は生活の困窮などを理由に高齢者の口座転売も増えています。
皆さんには口座転売が犯罪であるということを理解していただき
絶対に犯罪に巻き込まれないよう注意してください。