この記事は
定期預金と定期積金の違いがわからないひと
どうやって活用すればいいかわからないひと
に向けた記事です。
安全性の高いこの２つの金融商品について理解し、お金と上手に付き合っていきましょう。
定期預金とは
ある程度まとまった金額、期間を預け入れることによって金利が優遇される商品です。
その預入時の利率は満期日まで変わりません。
預入期間は多くの金融機関で１ヵ月から１０年まであります。
（※〇年〇月まで預けたい、など期限を決められるわけではありません。）
金額もは１円からでも預け入れ可能ですが、多くは１０万円以上１０００万円未満です。
満期が来る前に解約しても損をすること（元本を損なうこと）はありませんが、
預入時の金利が適用されるわけではないので注意です。
定期積金とは
毎月決まった金額を決まった期間積み立てる商品です。
例えば月々１万円×２年（２４回）などです。
こちらも金額、期間ともに自由に選択ができます。
満期が来る前に解約した場合はこれまで積み立てた金額と給付補填備金という利息のようなものが
預け入れした期間によって支払われます。つまり損（元本を損なう）をすることはありません。
定期積金はまとまった資金をつくるためのツールと考えておきましょう。
金利について
マイナス金利政策が導入されて以来、定期預金等の元本を損なわない商品で
金利に期待することはできないと考えていいでしょう。
ただ金融機関によっては、退職金に対して３か月間定期預金の金利優遇する、とか
子育て世代に対して定期積金の金利を優遇するなど、あくまでキャンペーンとして
金利の上乗せを実施している場合はあります。
ここで注意していただきたいのは、決して遠くの金融機関を選ばないこと。
そこまで向かう交通費と時間のほうが高くついてしまいます。
今のご時世は金利に振り回されないほうが、賢明といえるでしょう。
上手な活用法
収益が上がらないのに、どうやって活用するんだ、と思われるかもしれません。
定期積金、定期預金の最大のメリットは安全性です！！
世の中の情勢に大きく振り回されず、元本を損なわない資産を持っておくことも大切だと
コロナ禍のなかで感じた人もいると思います。
なので定期預金、定期積金も上手に活用していただきたいです。
定期預金
まとまった資金を預け入れることによって簡単にお金を使わないというメリットがあります。
どうしても必要なものがあった際にまとまった金額のお金というのは力を発揮します。
自動車の購入、結婚資金、住宅資金の頭金など、人生の節目に役立ってくれることでしょう。
多くの金融機関では満期を迎えると自動的にまた同じ期間の定期預金に作成してくれるので
満期が来たからと言ってわざわざ金融機関に足を運ぶ必要もありません。
※最近は来店せずに定期預金の解約ができる金融機関も増えたので、より意思の強さが必要になりました。
定期積金
先ほど「まとまった資金を作るツール」と言いましたが、定期積金は貯蓄を増やすために活用できます。毎月の収入の中から先取りで積み立てることは貯蓄を増やすために有効な方法です。
それ以外に、きまった目的に対して積み立てる、という活用法をおすすめします。
わたしのイチオシは「車検積立」です。
車検っていくらかかるか不安なところありますよね？
月々５千円×２４か月で車検月に１２万円あれば、
差額でぜいたくなディナーなんていうのも素敵ですよね。
明確な出費に対して積み立てる、というのも定期積金の上手な活用法です。
資産のバランスを大切に
金融資産は流動性（普通預金）・収益性（投資信託等）・安全性（定期預金・定期積金等）の
３つに分けられるといわれています。
お金とうまく付き合っていくためにはこのバランスが大切です。
安全性の高い定期預金・定期積金も活用して、お金と上手に付き合ってください。
